こんにちは!
ANOTHER FOOTBALL 留学エージェントのTOYAです!
オーストラリアへのサッカー留学を考える上で切っても切り離せないのが
「ビザ問題」。
※ビザ(VISA) : 渡航先への入国許可証
どんな種類のビザで入国すれば、どれくらいの期間滞在できるんだろうか… 気になりますよね。
一般的には、学生ビザ、ワーキングホリデービザ(以下ワーホリビザ)、ビジネスビザの3種類のうちどれかを取得し入国します。
その中でも、多くのサッカー留学する選手は「ワーホリビザ」で入国する場合がほとんどです。
ワーホリビザは原則1年間の滞在期間をもちますが、決められた日数「ファームジョブ」をこなすと、もう1年延長することが可能です。
そこで今回は、この「ファームジョブ」について少しご紹介したいと思います。
『ファームジョブ』って何?
広大な国土面積を持つオーストラリアには、数多くの農業・畜産業が存在します。
しかし、その膨大な仕事量に対する労働人口(ファームジョブに従事する労働人口)が圧倒的に不足しているのが現状です。
そこで、オーストラリア政府は国内留学生に対して「ファームジョブを頑張ってくれた留学生はビザ期間延長してあげるよ」というように『セカンドワーホリビザ取得のための政策』を打ち出したわけです。
ワーキングホリデーのセカンドビザを申請するためには、指定された地域で特定の業種の仕事を3ヵ月以上(計88日)する必要があります。
その中でも最も一般的なのが、農場での収穫の仕事で、Farm Job(農場での仕事)と呼ばれるものです。
いちごやバナナなどの果物収穫作業から、キャベツやニンジンなどの野菜梱包作業まで。主に農家で行われているような業務作業を行います。
どうやって仕事を見つけるの?
ファームジョブの探し方は様々ですが、基本的には全てネット上で完結します。
以下が一般的なアプライ(登録)方法です。
- 働きたい街のバックパッカーをネット検索し、派遣登録する
- ネットの求人サイトに登録する
- ネットの求人サイトからオーナーに連絡を取る
- その場所で働いたことのある友人に紹介してもらう
1番確実で安心できるのは、やはり友人からの紹介です。
ネットに掲載してある情報がいつも100%正しいとは言えません。中には労働環境や給与など実際とは異なる場合もあるのでもし以前そこで働いた経験のある友人や知人がいる場合は、そこを経由して探すことをおすすめします。
ファームジョブは季節や天候によって大きく左右される職種です。
特に稼ぎやすい等による理由で人気のあるファームは予約でいっぱいで2、3ヶ月待たなくてはならないところもあるので、登録はできるだけ余裕を持って行いましょう。
どんなスケジュールなの?
農作物なので天候などによって働ける日数が変わり、同じ農場でもその年によっては収穫物が違うことがあります。
勤務時間は基本的に朝は早くて5、6時から始まり、休憩が合計1時間程。
昼は13時から夕方17時くらいに終わるのが一般的です。
ファームオーナーがそこで働いている労働者がどんな業務につくのか、もしくは働かずに休みになるのか、という全体の配置を当日に決めます(毎朝発表があります。笑)
最初の頃は新人という事もあり、そもそも仕事を入れてもらえず働ける日数も少ないことがありますが、仕事に慣れてくれば週に5-6日平均で働くことができます。
そのため、合計88日間働かないといけませんが、達成するまでにどれほどの期間がかかるかは予想できません。
セカンドビザ取得のためにファームで働く人はワーキングホリデービザが期限切れにならないよう、あらかじめ日数に余裕をもって仕事を探しましょう。
どんなところに住むの?
ファームで仕事をする期間は基本的にシェアハウスに住みます。
そこで働く人たちが同じ家で共同生活を送り、寝食を共にします。オーストラリア国内の留学生が集まるので国際色豊かで
いろんな国籍の友人ができることが最大のメリットです。
短期間ではありますが、同じ場所で生活をともにすると自然と距離もすごく近くなり、ファームジョブが終わってもずっと連絡が取り合えるような仲の良い友人ができます。
しかしこのようなメリットだけではありません。
ファームジョブをしにいく場所はほとんどの場合がド田舎です。
住む場所によってはWi-Fiが繋がらなくネット環境が最悪だったり、スーパーやレストランがすごく遠くにあったりと、都会では決して経験できないような不便なことが勃発します。
ですが、喧騒離れた自然豊かな場所で仕事をする経験はきっと今後の人生観に良い影響を与えてくれます。
どれくらい稼げるの?
給与に関しては、基本的に「時給制」か「歩合制」に分かれます。
歩合制では、勤務時間内にどれだけの果物を収穫できたのか、といった速さを求められます。
慣れないうちだと給料がある程度安定している時給制よりも稼げない事もありますが、慣れてきてコツなども掴めば通常のアルバイトではあり得ないような金額を短時間に稼ぐこともできます。
また、オーストラリアには「パブリックホリデー(祝日)は給料が2倍になる(ダブルペイ)」という労働ルールもあります。
そのため、祝日に働けば通常の2倍稼ぐことができるのです。
このように、労働への対価が他国と比べても高い水準にあるオーストラリアへ出稼ぎにくる海外の人たちも少なくはないです。
ファームにより金額が異なるので一概には言えませんが、平均的な時給金額はおよそ$21~23です。(日本円で約2100~2300円)日本と比べて物価も高いのであまり参考にはならないかもしれませんが、それを差し置いてもこの金額はなかなかのものですよね。
オーストラリアライフを満喫しよう!
いかがでしたか?
今回は「ファームジョブ」についての情報をご紹介しました。
ビザを延長して、少しでも長くオーストラリアに滞在したい方は「セカンドビザ」の取得方法をしっかり調べておくことが必要です。
現地へサッカー留学を考えている選手にとって少しでも役に立つリアルな情報を発信していくので、これからもチェックすることをお忘れなく!
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
また次回にお会いしましょう!
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