こんにちは。
ANOTHER FOOTBALL 留学エージェントのTOYAです。
今回は、『NPL1で活躍する選手たち』に焦点をおいたブログ記事となっています。
オーストラリアの2部リーグというハイレベルな舞台で現在活躍している選手たちは、一体どんな経歴でどれほどの選手たちなのか…
これからオーストラリアでプロサッカー選手を目指したい!と考えている選手たちにとってはとても参考になる(?)内容となっているはずです。
ぜひ最後まで読んでみてください。
NPL1で活躍する選手たち
そもそもNPL1ってなに?
まず初めに、『NPL1』とはそもそもなんぞや?と思っている皆さんへ。
メインに入る前に、今一度改めて『オーストラリアサッカーの仕組み』について少しお話ししたいと思います。
オーストラリアサッカーのリーグは大きく分けて3つに分かれています(下記画像参照)
Aリーグ
言わずと知れたオーストラリアサッカーリーグの頂点。日本で言うとJ1リーグにあたりますね。
近年では、元日本代表の本田圭佑選手や田代有三選手、太田宏介選手などが新天地へと選択したリーグでもあり、世界的にみても人気が上がってきています。
Aリーグには、国土が日本の20倍もあると言われて広大なオーストラリア全土からたったの12チームのみしか所属できません。
まさに『トップ・オブ・ザ・オーストラリア』ですね⚽️
NPL
ここはいわゆる『セミプロリーグ』になります。日本で言うところのJ3~下のリーグになりますね。
まず前提として、オーストラリアで「プロサッカー選手」と名乗りたい場合は、Aリーグに所属するチームでプレーするしかありません。
日本で高校・大学卒業後にオーストラリアでサッカーチャレンジをする場合は、大抵の選手はこのNPLリーグからのスタートとなります。(もちろんレベルが低いわけではないので確実にNPLに行ける保証はないですが)
NPLは、オーストラリア各州に存在しており、その州によっていくつにカテゴライズされているかは異なります。
シドニーがあるニューサウスウェールズ州(以下NSW州)では現在NPL1~4まであります。
また、チーム・契約内容によってはサッカーだけの給料でシーズン中は生活することも難しくはないです。
State リーグ
ここもアマチュアリーグになります。日本でいえばJFL~社会人チームのカテゴリーです。
チームによっては大きなスポンサーがついており、サッカーでの給料も出る場合がありますが、ほとんどの場合はそこまでの期待はしないほうがいいでしょう。
本気でサッカーで上を目指したい!と思っている選手は、少なくともNPLではプレーしておきたいところです。
NPL1で活躍する選手たちを紹介
ここまででオーストラリアサッカーの仕組みは理解できたかなと思います。
さてここからは、現在NPL1で活躍している選手たちを、彼らのバックグラウンドとともにご紹介していきたいと思います。
上林聖矢選手
まず1人目は、上林聖矢選手です。
今年でオーストラリア3年目を迎えています。
彼は現在NSW州のNPL1リーグに所属しているManly Unitedでまさに主軸選手として、今季の優勝争いを繰り広げています。
DFから攻撃的なポジションまでポリバレントにこなしてしまう上林選手は、チームにとって必要不可欠な選手としてゴールやアシストも重ねています。
その実力はAリーグチームスタッフの目にも止まり、彼は今月実際にAリーグチームのキャンプにトライアル生として参加していました。
契約こそなりませんでしたが、NPL1での確かな活躍が認められ、今後も間違いなく目が離せない選手のうちの1人です。
経歴
草津東高校(滋賀)→びわこ成蹊スポーツ大学→オーストラリア
高校時代は、関西強豪校の草津東高校で活躍、その後はびわこ大へ進み、大学2回生時からスタメンとしてプレー。在学中に全国大会にも出場するなど、華々しいキャリアの持ち主ですね。
鎌田麓選手
2人目は鎌田麓選手です。
彼もNSW州のNPL1で活躍している日本人選手の1人ですね。今年でオーストラリア3年目を迎えています。
Mt. Druitt Town Rangersでサイドを縦横無尽に駆け回る鎌田選手もチームの中心選手として、順位低迷中の状況を打破しようと活躍しています。
彼のプレーの特徴は、目を疑ってしまうほどの「スピード」。
一瞬で相手を置き去りにしてしまうその速さで、左サイドからチームの得点を演出しています。
オーストラリア1年目には膝に大怪我を負ってしまい、約8ヶ月ほど離脱を余儀なくされていましたが、その期間にも必死にトレーニングに取り組み、現在ではNPL1で「Best of the week(その週で1番よかったイレブン)」にも選出されるまでに。
彼の活躍にも今後も目が離せません。
経歴
草津東高校(滋賀)→関西大学→オーストラリア
鎌田選手も上林選手と同じく草津東高校出身であり、2人は同級生でした。
高校卒業後は大学サッカー関西1部リーグの古豪・関西大学へ進学。
4回生時にはチームの主軸として活躍していました。
青山景昌選手
最後は青山景昌選手です。
彼は今年からオーストラリアでプレーしている選手で、現在NSW州のNPL1所属BlackTown city FCで活躍しています。
現在リーグ順位1位であり、上林選手所属のManly United(3位)と激しい優勝争いを繰り広げています。
青山選手は、高校時代からその才能を見出され、年代別日本代表にも選ばれるほどの実力の持ち主です。
チーム内でもその圧倒的な技術力と戦術眼を武器に、外国人選手としての勝利に貢献しています。
オーストラリア1年目でいきなりNPL1で活躍中。
まさに異例とも言える彼のステップアップに、今後も大注目です。
経歴
名古屋グランパスU18→中央大学→びわこ成蹊スポーツ大学→福島ユナイテッド(J3)→オーストラリア
高校年代では最高峰の名古屋グランパス下部組織出身、その後は中央大学そして上林選手と同じくびわこ大へ進み、卒業後にはJ3リーグ所属の福島ユナイテッドでプロ選手となりました。
U16、U17日本代表にも選出され、チームの主軸として世界を舞台に活躍していました。
まとめ
今回ご紹介した弊社契約選手の3名。
彼らのレベルは間違いなく高いですが、レベルが高いからといってオーストラリアで活躍できる保証はどこにもありません。
それぞれが新天地でもがき、努力した結果、現在それぞれのチームで中心選手として活躍できているわけです。
反対に、日本ではあまり活躍できなかった選手でも、オーストラリアで大化けする可能性もあります。
要するに、経歴や実績が1番大切なのではなく、なりたい自分に向かってどれだけ努力できるか、どれだけサッカーと向き合えるか。
そういった部分が1番大切だと、自分自身、身を持って経験してきました。
いま、少しでも「海外でプロサッカー選手を目指してみたい..」と思っている選手の皆さん。
まずはご連絡ください。
一緒にその夢を叶えましょう。
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