こんにちは!
ANOTHER FOOTBALL 留学エージェントのTOYAです。
現在、オーストラリアへのサッカーチャレンジを考えている選手にとって、実際に現地でどのようなプレーが求められるのかが気になるところだと思います。
日本のサッカーと比較すると、オーストラリアのサッカーはプレースタイルやリーグのレギュレーション、ピッチ環境まで何もかもが異なります。
現地で活躍して選手としてステップアップしていくためには、これらの要素を事前に1つ1つしっかりと理解しておく必要があります。
そんな今回は、「オーストラリアで求められるプレー」についてご紹介したいと思います。
まずはそれぞれの違いを理解していきましょう!
日本サッカーVSオーストラリアサッカー
日本のサッカースタイルって?
我が国日本のサッカースタイルは、他国と比べてもよりテクニカルで、「個の力」というよりは「ボールを繋いで相手陣内を崩していくパスサッカー」ですよね。
そのため、選手個人にフォーカスしても基礎技術がしっかりしていて、平均的にサッカーレベルが高い選手が多いように感じます。
海外サッカーのように1人ずば抜けた能力を持つ選手が試合を決定づけることは少なく、戦術的に闘い勝利を目指すのが典型的な日本のサッカースタイルです。
日本のサッカーと似ているスタイルを持つ国はスペインでしょうか。
個人で勝負するというよりは、究極のパスサッカーで2010年南アフリカW杯では世界一に輝きましたね。
身体的にもそこまで高い選手が揃っているわけではないので、日本やスペインでは「どれだけチーム戦術を理解し、それをピッチ上で表現できるか、フィットできるか」が最優先とされています。
オーストラリアのサッカースタイルって?
オーストラリアのサッカースタイルは、日本のものと全く異なります。
一言で表すなら、「ラグビー」です。
「ここにボールをコントロールして…」
「あそこのスペースにパスを出して…」
そんなチーム戦術は一切ありません。
(もちろん、チームによってその色は違うので一概には言えませんが)
主に、アマチュア、セミプロリーグでは基本的に「フィジカル」の一辺倒です。
DFの選手が前線のサイズのあるFW目掛けてロングボールを蹴る、そしてそのボールをおさめてゴールまでを目指す。
まさに「ゴリゴリ」ですね。笑
実際に私も現役時代、現地のセミプロリーグでプレーしていましたが、戦術なんてものはありませんでした。
試合前にロッカールームで監督・スタッフから決まって言われることは「死ぬ気で闘ってこい。チームのために走れ」。
日本サッカーのように技術的な部分にはあまりフォーカスせず、まずは「闘える選手」が上のレベルでプレーします。
オーストラリアで求められるプレーは?
先述したように、オーストラリアでは「どれだけ闘えるか」が最も重要な判断基準です。
例え、高いレベルの技術を持っていてなおかつチーム戦術をしっかり理解していても、チームのために走れなかったり、球際でガツガツ闘えなければ、試合に出場できることはありません。
・正確無比なロングパス
・圧倒的な突破力
・前線でボール収められるフィジカル
明らかに武器になりうるこれらの能力があったとしても、ピッチで身体を張って闘えなければ、評価されないのです。
もちろん、日本のサッカーでも「闘う姿勢」は大切だとされていますが、オーストラリアではそれ以上に「闘う」部分を求められます。
練習参加で意識すべきポイント
オーストラリアでプロになることを夢みて渡豪したはいいものの、まずは現地チームへのトライアル(練習参加)があります。
そこで評価され、チームと契約を結ぶことができなければそもそもサッカーをできる環境すら手に入れることはできません。
監督のご機嫌取りのためのプレーをすることに関しては賛否両論ありますが、一旦ここでは無視します。
まずは練習参加するチームの監督に評価されなければ何も始まりませんので。
ここまでご紹介してきた内容をまとめると、
①チームのために走れるのか
②チームのために身体を張れるのか
③チームのために闘えるのか
この上記3点が、練習参加をする上で最も重要なポイントです。
これらにプラスして、ドリブルやパスなど「個」の技術があればなおよしです。
それが自分の色になるので。
ただしそれは、「闘える」ベースがあっての話です。
大切なのでもう一度言います。
「闘えるかどうか」が評価の土台となります。
すぐに倒れたり、こけたりしてしまう選手は監督どころかチームメイトからも評価されません。
「アイツ弱いな、信用できないからパスは出さないよ」
このように信用が一切なくなってしまいます。
あなたは「闘える」選手ですか?
いかがでしたか?
今回は「オーストラリアで求められるプレー」についてご紹介しました。
上記にもあるように、日本サッカーとオーストラリアサッカーはまったくもって異なります。
もはや違ったスポーツと捉えても過言ではないかもしれません。
私自身、現役時代に小手先だけの技術だけでは通用しないということを痛感してきました。
なので、これからオーストラリアへのサッカーチャレンジを考えている選手のみなさんは、まずは「闘える」ベースをしっかり作っておきましょう。
現地で活躍するために、日本でできることはまだまだありそうです。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました!
また次回にお会いしましょう!
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