オーストラリアサッカーってどういう仕組み?

オーストラリアのサッカーリーグの制度は、多くのリーグに枝分かれしており、日本のサッカーリーグとは少し違います。

「プロ」に分類されるAリーグには、オーストラリア国内でたったの12チームにしかなく、それ以外のチームはいわゆる「セミプロリーグ」または「アマチュアリーグ」に属しているということになります。

近年では、日本で全く無名だった選手でも、オーストラリアに渡りチャレンジし自ら契約を勝ち取っています。

今回は、そんな海外サッカー留学先においてとても人気の高いオーストラリアをご紹介します。

目次

オーストラリアの基本情報

南半球に位置し、オセアニアに分類されるオーストラリアは、国の制度や環境・治安が整っており留学先にとても人気です。

年間平均気温が17.9°と、一年を通して温暖な国であり、比較的過ごしやすいです。

留学する都市の選択肢も多く、主に、シドニー・メルボルン・ブリスベン・パースといった都市が有名で、それぞれに自然や観光スポットが多く、サッカー以外にも楽しめる要素がたくさんあります。

また、英語圏ということもあり、ワーキングホリデーや語学留学先としても毎年多くの日本人が渡航しています。

オーストラリアのサッカー事情

オーストラリアでは、2004年にプロサッカーリーグとなる「Aリーグ」が発足し、その後急速な成長を遂げ、2015年にはアジアアップ初優勝を果たしました。

現在ではアジアにおいて、日本最大のライバル国として、その名を馳せています。

そんなオーストラリアサッカーの制度は、冒頭でも述べたように頂点にAリーグ(1部)が存在します。

その下にオーストラリア2部リーグとなるThe National Premier League(NPL)が各州に存在します。

※州によってNPL1,2,3・・・と続く形ですね。

現時点では、AリーグとNPLの間に昇格・降格システムがありません。

NPLは基本的にいわゆる「セミプロリーグ」と位置づけされており、多くの選手がサッカーの傍ら、本職として何か他の仕事をしていることが多いです。

そのNPLの下部リーグとなるのはState Leagueです。こちらは「アマチュアリーグ」というように位置付けられています。

Aリーグ

オーストラリア国内で唯一のプロサッカーリーグとなるAリーグには、たったの12チームしか所属していません。

※国内面積は約770万キロ平方メートル、日本のおよそ20倍の国土面積を誇ります。

近年では、あの本田圭佑選手がAリーグのメルボルン・ビクトリーでプレーしていたことも話題になりましたね。

本田選手のように日本代表レベルで活躍している選手や、その他ヨーロッパからも有名選手がプレーする場として選んでいます。

しかし、このように元々プロで長くプレーしていた選手以外がAリーグでプレーできることはほとんどなく、多くの場合はNPLからのスタートとなります。

NPLで活躍し十分な結果を残しAリーグのチームからオファーをもらうか、他国の代表レベルやトップ選手でないとAリーグにチャレンジすることは難しいようです。

NPL、State League

NPLはオーストラリア各州に存在しています。その下部リーグとなるのが State Leagueです。

州によって何部構成になるかは異なりますが、中でもシドニーを中心とするNSW(ニューサウスウェールズ)州のNPLがオーストラリア国内のセミプロリーグで最も高いレベルだと言われています。

実際に、弊社代表の森安洋文も過去に三浦知良選手に次ぐ2人目の日本人Aリーガーとしてその名を馳せていました。

国内で地域リーグやJFLでプレーしていた彼は、オーストラリアへチャレンジすることを決心します。

NSW州のトップリーグ NPLのチームからスタートし、そこでの活躍が認められ、AリーグのSydney FCに加入しました。

そしてその後、海外からの逆輸入選手としてFC岐阜で「Jリーガーになる」という念願の夢を叶えました。

NPL、State Leagueは、Aリーグと違いそれぞれ昇格・降格システムがあります。

シーズンは毎年3月中旬〜9月中旬の期間で行われ、レギュラーシーズン終了後、各リーグ上位5チームがプレーオフに進みます。

プレーオフの成績とは別に、レギュラーシーズンの優勝チームは上位リーグへの昇格、最下位のチームは下位リーグに降格となります。

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