大村選手 ACLグループステージ出場

弊社所属の大村選手が2021年タイで集中開催されたアジアチャンピオンズリーググループステージFにKAYA FC(フィリピン代表)として出場いたしました。

今年のACLはコロナの影響でHome&Awayではなく各リーグの出場チームが集まり2週間で6試合をこなす短期、そして総力決戦。日本勢で言えばグランパス、セレッソはタイでの集中開催。ガンバとフロンターレはウズベキスタンでの集中開催。

フィリピンリーグで1位であれば自動的にグループステージへ進出しますがリーグ2位で終了したため他国のプレーオフ進出チームとの対戦に挑みます。

今回のプレーオフの相手は中国の上海上港(Shanghai Port FC)

世界でも有名な選手などが在籍しており、戦力としても格上のチームではありますがコロナの影響もあり中国のチームは若手主体でこの大会に出場。見事プレーオフ1-0で勝利しグループステージへ進みました!

プレーオフ勝利後の歓喜

喜びも束の間、プレーオフの3日後にはグループステージの試合がスタート。中2日で準備。サッカーで中2日で次の試合への準備はすごく過酷です。でも弱音を吐く時間はなくすぐ試合に向けて身体をリフレッシュし挑みます。

グループF

◆ 旧バンコクグラスのBGパトゥム・ユナイテッド(タイ)

◆ ベトナム王者のベトテルFC

◆ 昨年ACL王者の蔚山現代(韓国)

◆ 大村選手所属のKAYA FC

レベルの高いグループではありますが世界のレベルを体感できる素晴らしい機会です。

一発勝負のプレーオフで多くの選手が疲労が溜まったこともあり、リーグでは6試合で勝ち点が取れない厳しい結果に終わりました。まだまだ他国のチームとのレベルの差を感じさせられた大会になりました。その中でも第4節では韓国の蔚山現代に1-2で敗戦。結果が全ての世界ではありますが、最後まで諦めない姿勢で蔚山現代を脅かしました。

大会が終わりフィリピンに帰り隔離生活を送っている大村選手に今回の大会について質問に答えてもらいましたのでご覧ください↓

1.  プレーオフで上海のチームに勝てば本戦への切符がもらえる試合、どのような気持ち心境でしたか?

11年前に2度目のサッカー人生を始めて、一つの目標でもあったACL出場をかけた試合だったんですが、僕らは負けて失うものはないんにもないので、思ったより緊張もせず普段通りでのぞめました。

2. タイで集中開催していますがコロナの影響で隔離等もあると思いますが1日のルーティンや大会中の生活のついて教えてください。

朝食→ミーティングorヨガ→ランチ→仮眠→練習→夕食→トリートメント(身体のケア)
ホテルの部屋から出れないので、ほぼ毎日こんな感じです。

3. 37歳でACLデビューされましたがここまでの道のりを簡単にシェアしてください。

大学卒業時にオファーがなく、3年半ほどサッカーから離れて、26歳になりオーストラリアの下部リーグでサッカーへ復帰しました。その後、フィリピンへ渡り、5年掛けてAFC CUP出場、それから5年後にACLへの出場を果たせました。移籍や引退を何度も考えましたが、KAYA FCでACLに何とか出たいと思い粘り続けてやっと勝ち取ることができてよかったです。

4. ACL本戦に出場を決めましたが大村選手にとってこの大会はどのような存在ですか?

正直、夢のまた夢でした。ただ、東南アジアでプレーするようになり、Jリーガーになってプレーするよりも、少しだけ身近に感じれるようになってました。

5. 1、2、3戦とグループの全チームと試合をしましたがどの国のチームが一番対戦して脅威を感じましたか?またどのあたりが脅威でしたか?

Ulsanですね。実際ウィークポイントがどこにもなくて、ボールの奪いどころを見つけれないまま失点をしてしまったので。特に左効きの33番の選手が相手をめっちゃ見てプレーしてる事が印象的でした。

6. 各チームに外国人選手(助っ人)が所属していると思いますがローカルの選手との差は対戦して何か感じましたか?もし感じたらどのあたり違ったか教えてください。(プレー面やメンタル面など)

個人の強さいうか、1人で局面を打開できちゃうところですね。

7. ACLが終わり、大会について一言お願いします。

コロナ禍、怪我明け、チームに合流してプレシーズン1週間で向かえた事もあり、怪我の再発など苦しい大会になりましたが、目標でもあったACLに出れた事はとても嬉しく思いますし、いい経験になりました。

他チームとのチームとして、そして個人してのレベルの差があり、フィリピンサッカーもまだまだ成長しなければいけないとも実感しました。また出れる機会があればHome and Away、そしてファンの方々の前で試合したいですね。

応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。

大村選手ありがとうございました、そしてお疲れ様でした。

予定では8月にフィリピンリーグ戦が始まります。しっかり身体を休めリーグ戦に挑み、またACLの舞台に戻ってくる姿を期待しております。

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